
月経カップって気になってるんだけど、どうなんだろう?
なんか痛そうなイメージだし、ほんとに、漏れてこないの?ちょっと不安なんだよね。

月経カップを使うのを不安に感じている方に、お答えします。
結論、きちんと入れれば、全然痛みも違和感もないし、全く漏れてきません。
とってもオススメだよ!
私自身、月経カップを使いだして、ちょうど一年経ちました。
ずっとタンポン使ってたんだけど、それでも、使い始める前は、ほんとに大丈夫なの?と半信半疑でした。ただのシリコンのカップで、経血をホールドできるなんて、ほんとか?と疑ってました。使い始めの頃はうまく出し入れできず苦戦しましたが、コツさえ掴めば、めちゃ簡単。
いざ使いはじめて慣れてくると、手放せない!もう、生理中は月経カップに限る!もっと、早く使っておけばよかった!と思っています。
そこで、この記事では、安心して月経カップが使えるように、メリットデメリットと、使い方を紹介します。コツさえ掴めば、生理中の最高の相棒になってくれます。
月経カップのメリット

取り替えが格段に少なくてよい
量にもよりますが、タンポンだと、1日に2回〜4回交換が必要ですよね。ナプキンだと、もっと頻繁に交換が必要。特に、公共の場だと毎回取り替えも面倒。
月経カップは、最長で12時間使えます。
なので、例えば、朝8時に装着したとして、最長夜の8時まで取り替えなくてよいので、日中は、取り替えの必要なし!これは、ほんと楽。
そのまま夜、お風呂に入る前にいったん外して、お風呂から上がって、また朝まで装着。(あまりに便利で、夜寝る時も使ってます)
結果、朝と夜のたった2回取り換えるだけでいいんです!
海や温泉に安心していける
私は、ビーチが大好きで、美しいビーチを求めて旅をするんですが、そんな時、一番困るのが、生理にぶつかった時。
ビーチでは、トイレのないところがあったり、あってもあまり綺麗でなかったりするので、タンポンを買えるのは大変。
なかなかタンポンが取り替えできなくて、タンポンから、漏れ始めていた、なんてこともありました。
でも、月経カップなら、長時間の経血をホールドできるので、なかなかタンポンが取り替えられないときでも安心。
温泉でも気にせず、入れるしね。

スポーツやヨガも安心してできる
生理中、特にヨガなんかで、ピタピタのヨガパンツを履いて、大きく脚を開けたりすると、気になりますよね。
月経カップなら体にしっかり密着して漏れもないし、ピタピタのヨガパンツにも響きません。
生理中でも思いっきり、ヨガやスポーツを楽しめます。

旅行の時、荷物が少なくていい
旅行の時、生理になるかも、と思って、念のため余分に、タンポンやナプキンを持っていこうとすると、結構かさばりますよね。
そんな時でも、月経カップは、カップ一つ持っていけばいいだけなので、全然かさばりません。
日本を数ヶ月離れて、海外旅行をするなんて時も、月経カップ一つでOK。
もともと、私が月経カップに興味を持ったのも、海外の旅行者が、YouTubeで紹介していたのが、きっかけです。
生理であることさえ忘れる
ナプキンだと、経血が出た時に、ドロっとした感じがするし、夏だとムレたり、痒みが出たりします。
タンポンで気になっていたのは、糸をつたって、ちょっと湿ってしまうこと。
月経カップなら、ドロっと経血も、ムレも痒みも湿りもなし!生理であることさえ、忘れてしまうくらい快適!
ただし、生理痛が軽減されるわけではないので、生理痛がない方に限ります。
長い目でみるとお買い得
月経カップは、値段が3,500円〜5,000円くらいはするので、それだけみると、割高です。
ただ、洗って何度も使えるので、長い目でみると案外お得だったりします。タンポンを使っている方だったら、タンポンから月経カップに買えることで、一年未満で、元がとれるくらいじゃないかな、と思います。
医療用シリコンなら、きちんと手入れをしていれば、最長10年使えるみたいです。
ゴミが出ない
例えば、長い時間、誰かのお家にお邪魔した時。ナプキンやタンポンのゴミをどこに捨てるか困ったことありませんか?
月経カップなら、ゴミも出ないので、気にすることなし。そもそも12時間、交換が必要ないので、交換すらしなくていいわけです。
ゴミが出ないということで、地球環境にも優しい。

生理中でも臭わない
生理中の嫌なニオイは、経血が空気に触れることによって発生してしまいます。特に、夏場で蒸し暑い時は、ニオイが気になることもありますよね。
月経カップは、カップを取り出すまで、経血が空気に触れることはないので、嫌なニオイはしません。
興味本意で、取り出した後の経血をクンクンしてみると、嫌なニオイは全くなし!
自分の体を知ることができる
月経カップは、カップの中に、経血が溜まります。なので、カップを取った時に、どのくらい経血が出たのか、どのような経血だったのか、観察することができます。同じ生理中の経血でも、さらっとしていたり、ドロっとしていたり、量も日によって全然違います。
そうした変化を通して、自分の体を知ることができます。2日目は、大体このくらいの量がでるな、とか。これが、生理の経血なんだ、と改めて、感じました。
ちょっと変かもですが、観察していくうちに、自分の体が愛おしくなってきます。
トキシックショック症候群を起こしづらい
タンポン利用者で、TSS(トキシックショック症候群)を心配される方がいるかもしれません。
医療用シリコーン製の月経カップだと、TSSの心配はほとんどないと言われています。
タンポンでもきちんと交換していれば、心配することはないかと思いますが、より安心できるのはいいですよね。
月経カップのデメリット
装着に慣れるまで少し時間がかかる
あとで、使い方を紹介しますが、装着になれるまで、少し時間がかかります。これが、一番のデメリットと思います。
使った瞬間から快適!というわけではなく、最初の生理の時は、少し違和感があるかもしれません。
2回目、3回目と使っていくうちに、慣れていくので、慣れるまでに少し時間がかかることだけは、お伝えしておきたいです。
でも、慣れると、ほんとに快適なので、是非、諦めずに、使ってください。
場所によっては、取り替えづらい
自分のお家以外で取り替えが必要な時もあると思います。
旅行先でも、滞在しているホテルならいいけど、外出先で、どうしても交換しないといけない時、場所によっては、交換しづらいこともあると思います。
どうしてもそんな状況にくわしたら、とりあえず、その時は、タンポンやナプキンを使う、とかの工夫も必要かもです。
基本、朝と夜の2回取り換えるだけなんで、1年使って、今のところ、そんな経験はありませんが。
衛生的に交換するのに苦労することもある
一度取り出したカップは、すぐに洗って綺麗にしてから、また挿入する必要があります。
例えば、インドとかに行ったとして、水自体が綺麗ではない場合、いったんティッシュで拭きとって、それから、ボトルに入った綺麗な水とソープで洗って、とかちょっと面倒な作業をしないといけないことも想定されます。
日本のように、綺麗な場所ならいいけど、旅行先によっては、交換に少し苦労があるかもしれません。
煮沸消毒が面倒臭い
買ったばかりの、月経カップは、煮沸消毒が必要と書かれてあります。鍋でグツグツ10分程度、煮沸消毒が必要です。
買ってからも、衛生的に保つには、2、3ヶ月に一度は、煮沸消毒をした方がいいと言われています。ちょっと面倒ですが、湯に放置して置くだけなので、生理が終わった後に、毎回煮沸消毒するようにしています。
ちなみに、煮沸消毒に使う鍋は、普段使っている鍋でもいいそうなんですが、なんとなく気になるので、100均で、月経カップ煮沸用の小さな鍋を購入しました。
初期費用が少し高め
月経カップ自体の、お値段は少し高めです。
でも、先のメリットでもあげた通り、長い期間で考えると、お買い得なんです。
月経カップの使い方

装着方法
- リラックスして、座ります
- 挿入しやすいように、月経カップを折ります。よく使われる、2つのパターンを紹介します。
- 膣の奥までしっかり挿入
まずは、私がいつも使っている、先を小さく織り込むパターンです。


半分に折る方法も主流のようです。私は、この折り方は好きではないのですが、こちらの方が、好みという方もいるかと思います。

- 最初はどうしても、緊張しがちで、そうなると、カップが挿入しづらくなるので、大きく息を吐きながら、リラックス
- 膣に挿入する際は、下から上に、すくい上げるように入れると入りやすい
- 初めての際は、少し汚れるかもしれないけど、経血多めの時の方が入れやすい
- 先の小さいところが入ったら(半分くらい入ったら)、そのままリラックスして、ゆっくり全部挿入する。
- 途中で、「もう、無理むり」と思って、焦ると緊張して、入るづらくなるので息を吐きながらゆっくりと。
- それでも、うまく入らなかった場合は、仕切り直して、もう一度最初からスタート
- 奥までしっかり入れる。中途半端なところまでしか入っていないと、違和感があります
月経カップを取る方法
初めて使った時、挿入もそこそこ大変でしたが、それよりも大変だったのが、取り出す時。
奥深く入っていて、「あれ、ない。奥にいきすぎてしまって、取れないよ!」とめちゃ焦りました。取る時の重要ポイントは一つだけ!
- まずは、りきむ。これ、めちゃ大切。力むことによって、奥まで入っていたカップは下に降りてきます。
- 力むと、月経カップが下に降りてきます
- 指が届くところまで、降りてきたら、先っぽの細いところをひっぱります
- 先っぽをひっぱりつつ、先っぽとカップのつなぎ目あたりをつまんで、ゆっくりと抜き出します

私が使っている、月経カップはこれ
ちなみに、私が使っているのは、DivaCupというカナダのブランドのものです。2003年に創業されて以来、もう20年近くも歴史がある、信頼できるブランドです。
カナダ製の100%医療用のシリコンが使われています。
アメリカに住んでいた時から、DivaCupをよく目にしていたので、慣れ親しい、DivaCupにしました。
サイズは、0,1,2の3つあるのですが、年齢を考えて、サイズ2にしました。でも、今考えると、経血の量も少なめなので、サイズ1でもよかったかな、と思います。なので、年齢よりも、ご自身の経血量の多いか少ないかで判断された方がいいかもです。
最近では、日本でも購入可能になりました。

まとめ
いかがでしたか?最初は慣れるまでに、少し時間がかかるかもしれませんが、慣れると、ささっと出し入れできるようになります。
装着のポイントはリラックスすること。取り出す時のポイントは、力むこと。
きちんと装着されていれば、違和感も漏れもなくて、ほんとに快適です!月経カップを使って、快適生理ライフを過ごそう。
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